金利だけをみると、公庫融資よりも、財形融資のほうが断然有利にみえます。公庫融資が長期固定であるのに対し、財形融資の金利は5年固定金利制となっているため、現在の金利は当初5年間しか適用されません。5年経過の後は、その時点の金利水準によって、適用金利が決められます。つまり、今後5年の間に世の中の金利が上昇してしまうと、当然ながら6年目以降の返済額は大きく増えてしまう可能性があるわけです。したがって、今後の金利上昇リスクを考えると、財形融資の割合は少なめにしたほうが安全だともいえるでしょう。そういう意味では、公庫融資と財形融資を併用する場合は、財形融資だけでも、できる限り返済期間を短く組むことが望ましいといえます。将来の金利がどうなるかということを、正確に予測できる人はいませんが、住宅ローンを組むこと自体が、将来の家計にとってリスクを抱えることになります。さらにこの上に、金利変動リスクまで抱えてしまうようなローンの組み方は極力避けたいところです。
そこでしか手に入らない、という限定条件のポテンシャルは高い。時に新製品以上のパワーを発揮する限定商品は、「キット」あるいはフランス語で小箱を意味する「コフレ」と呼ばれ、ブランドのロゴが入った可愛いポーチに小さなサイズの化粧品を詰め合わせたものが一般的だ。都内百貨店の化粧品バイヤーはその効果について、「年数回のコスメフェアの開催時に限定商品を売り出していますが、個数、購入場所、時期を限定することで、驚くほど購買意欲があがります。人気ブランドの限定商品の発売日には10時の開店前に列ができ、お昼過ぎに売り切れるということはざら」と証言する。百貨店とメーカーが手を組んで、百貨店限定、時には「伊勢丹新宿店だけ」といった個々の店舗限定の商品に力を入れるのは、その集客効果を知り尽くしているからだ。景品表示法により景品の総額は商品の定価の10%以下と制限されていることから、メーカーはおまけではなく限定商品に力を入れて顧客の固定化を図ってきた。が、今のように華やかになったのは80年代後半のバブル経済の頃からだ。1個3万円以上もの限定商品が登場し、容器の豪華さもどんどんエスカレート。各ブランドがしのぎを削る限定商品戦争が繰り広げられた。
かつては生後三十日前後の初宮参りのあとに、もう一度忌み明けの時期があった。この時まで、まだケガレが残っている状態であることになる。遅くとも七十五日目を限度としている。七十五日は十五夜を五度経たという陰暦の感覚にもとづいている。よく「人の噂も七十五日」というが、これも同じ感覚で、一クールに相当しているのかも知れない。こうして完全に忌みが明けたあとに、だいたい生後百日目あたりを記念してお食い初めをする土地もあった。モモカの祝いともいい、生児の前にちゃんとお膳をそろえ、飯粒をたべさせる真似をした。以前には米粒ではなく餅を用いたというから、特別に餅の呪力が使われたのである。一方で、そのお膳に川原などから拾ってきた小石をのせている光景もあった。その小石は、先に記したウブガミの依代とみなされたものである。ただし、強い歯がはえるようにとか、頭が堅くて丈夫であるようにといった縁起かつぎの信仰も、民間信仰の中には見受けられる。