中古マンションを選ぶうえで、チェックするのを欠かせないのが、管理の良し悪しです。一般に指摘されるのは「エントランスやゴミ置き場、駐輪場などの清掃や整理がきちんとされているか」、あるいは「外壁のクラック、手摺りの鉄棒の錆などが放置されておらず、きちんと修繕されているか」といったポイントです。たしかに、いずれも大切なポイントですが、こういった目に見える部分に難点があるのは、よほど酷いケースでしょう。むしろ、気をつけなくてはならないのは、外側から見る限り維持管理かきちんと行われているところでも、事務管理がずさんなケースがあること。事務管理というのは、管理費の出納、修繕積立金の運用、予算の作成や収支報告などの管理組合の会計業務、そして長期修繕計画の立案などです。居住者の共有財産としてのマンションを守るためには、もっとも重要な業務といえます。購入に当たって、このような事務管理面のチェックは念入りに行って損はないと思います。たとえば、昨今の不況がどのように影響しているか、管理費等の滞納が増えていないかなどは、とくに気になるところ。住宅ローンの返済を滞納すると銀行から物件の差し押さえを受ける恐れがありますが、管理費が滞っても、管理組合から書面の督促状が届くくらいなので甘く見ているのかもしれません。
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