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宮廷服との違いを歴然と見せるのは、袖口

宮廷服との違いを歴然と見せるのは、袖口である。十八世紀の宮廷服の袖口をもう一度見てみよう。日本の着物の袖を連想させるようなたっぷり開いた袖口と、それをさらに強調するような巨大なカフスがついている。その仰々しい袖口から、下に着たシャツの白いレースを覗かせるのが「正しい」着こなしであった。この伝統は十六世紀の宮廷服から続いているものだ。カントリー・フロックの細い袖口の話に入る前に、この装飾的な袖口の意味を今一度考えてみたい。十八世紀の上着のカフスは、折り返し型もあれば、コートの袖(五分〜七分袖)にボタンで留めるタイプの巨大カフスもある。現在のスーツの袖口に並ぶボタンは、後者の名残という説が有力である(参考までに、ナポレオンが、兵士に袖口で鼻水をふくだらしない習慣をやめさせるべく袖口にボタンをつけさせたのが起源という説もある)。バケツのようになった巨大カフスのなかには、「パゴダ型スリーブ」という、仏塔を逆さにくっつけたような型の変わりカフスまで現れるのであるが、このような巨大カフスは労働するにはさぞかし邪魔であっただろうと思われる。というよりむしろ、まさしく労働とは無縁であることを証明するための象徴として、この巨大カフスが存在したのではないかと推測される。

コーチングとは

コーチングとは、本人が持っている力や可能性を最大限に発揮できるように、コーチが相手とのコミュニケーションを通じてサポートしていくことです。近ごろでは、多くの企業でコーチング研修が導入され、また個人契約でコーチングを受ける経営者や起業家が増加するなど、いまやビジネスにおいて欠かせない考え方になっています。私が考える「外見コーチング」とは、「オシャレになるためにファッションの知識やスキルを教えるのではなく、あなた自身が持つ、能力や魅力をさらに発揮していけるように、外見をビジネスツールとして磨いて、より行動的に本来の力を出して頂けるようにサポートすること」です。オシャレをする、外見にかまうと考えると、中身が置いてきぼりになっている感じがしますね。でも、あなたの中身を十分に発揮させるために自分が必要とする外見を身につけると考えると、ちょっと意識も違ってくるのではないでしょうか。

産業革命以降はコットンが躍進

革命以前はほとんどのシャツは高価なリネンで作られていたが、産業革命以降はコットンが躍進する。土地持ちの本物のジェントルマンは依然、オールーリネンのシャツを着たが、似非ジェントルマンの中には、コットン・シャツを着て、外から見えるフロントとカフスだけリネンにしていた者も少なくなかったようである。そもそもシャツは、スーツを身体の汚れから守るための下着であった。したがって当然、素肌の上に直接着けるものであった。現在、京都市内にある京都服飾文化研究財団には、十八世紀から十九世紀に実際に着用されていた男性のシャツが、厳密な温度・湿度管理のもとに保存されている(主力は女性服および女性下着である)。特別に見せていただくことができたが、かぶりタイプのシャツの丈はかなり長く(おそらく身長一七五センチくらいの男性が着ると、太ももの中間から膝あたりまでの長さになるのではないか)、両脇線の部分は、現在のシャツと同様、正面とうしろよりも気持ち短めである。ちなみに、現在のような正面で全開するタイプのシャツが考案されるのは、一八七一年である。


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